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古代日本『鞠智城(きくちじょう)』の世界

 このたび九州国立博物館(九博)において、熊本県の古代山城である鞠智城(国指定史跡)の歴史的価値を認識していただくとともに、その知名度の向上を図ることを目的として「鞠智城ブース展示」が開催されます。
 また、会期中は鞠智城イメージキャラクター「ころう君」の着ぐるみが登場します。

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開催期間:

平成22年12月7日(火)〜12日(日)
9時30分〜17時00分

会場:

九州国立博物館1階エントランス

入場料(観覧料):

無料

内容:

  • 百済系菩薩立像のレプリカ(2体)
  • 八角形鼓楼の模型
  • 鞠智城の紹介パネル
  • 鞠智城の紹介映像

鞠智城

鞠智城は、663年の「白村江(はくそんこう)の戦い」で唐・新羅の連合軍に大敗した大和朝廷(政権)が日本列島への侵攻に備え西日本各地に築いた城の一つです。『続日本紀(しょくにほんぎ)』など、国の歴史書にも記載のある全国有数の重要遺跡として、平成16年2月27日に国史跡に指定されています。
また、平成20年には、国内で初めて百済系菩薩立像(くだらけいぼさつりゅうぞう)が出土し、国内のみならず韓国においても大きな話題となりました。

鞠智城

百済系菩薩立像

平成20年10月、鞠智城の貯水池跡から、銅製の百済系菩薩立像がほぼ完全な形で出土しました。
大きさは約13cmの小さなもので、足の下に台座に差し込むためのほぞがあることから、小さな厨子などに入れ携帯した念持仏であると考えられます。
姿形の特徴から、7世紀後半の百済系菩薩立像と考えられ、鞠智城の築城に携わった身分の高い百済人が持ち込んだ可能性が指摘されています。
現在、九州歴史資料館(福岡県小郡市)で本物が展示されています。

百済系菩薩立像

鞠智城イメージキャラクター「ころう君」

平成21年10月、全国から応募のあった857件の中から選ばれた鞠智城のイメージキャラクター。防人をモチーフに、頭に国指定史跡鞠智城跡のシンボルとなっている「八角形鼓楼」が飾られており、胸に特徴ある鞠智城の「鞠」の字が刻まれています。
熊本県知事から鞠智城の広報活動について特命を受けており、今回初めて福岡でPR活動を行います。

鞠智城イメージキャラクター「ころう君」

主催:

熊本県、熊本県教育委員会

後援:

九州国立博物館

お問い合わせ先:

熊本県都市計画課景観公園室緑化公園班
電話096-333-2524

その他:

時間、場所、内容等が予告なく変更になる場合がありますので、御了承ください。

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