イベント

シンポジウム:

九州国立博物館国際シンポジウム
契丹帝国(遼王朝)の美術と文化

催し物イメージ
チラシPDF[1.1MB]

 10月に開館5周年を迎えた九州国立博物館は、「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」をコンセプトとし、わが国における文化交流の拠点として、アジアをはじめとする世界各国と連携し、毎年様々なテーマを設定して国際シンポジウムを開催しています。
 九州国立博物館では、平成20年に内蒙古自治区文物考古研究所と調査研究に関する協定を、平成22年に内蒙古博物院と学術文化交流協定を結び、来年秋には契丹帝国の特別展「草原の正倉院」(仮)を企画していることから、今回、遼王朝(916〜1125年)の美術と文化を紹介する国際シンポジウムを開催する運びとなりました。
 一人でも多くの皆様のご参加をお待ちしています。

概要:

 平安時代や高麗時代と並行する遼王朝時代の美術と文化に焦点を当てて、中国内蒙古自治区の第一線で活躍する研究者3名をお招きし、現地で相次ぐ王侯貴族の墓などに関する最新の研究成果・動向や当館が内蒙古自治区文物考古研究所と共同で取り組んできたトルキ山遼墓から発掘された木製彩棺の保存修復作業について報告します。
 まだまだわが国ではなじみのない中国北辺に栄えた契丹族の文化について、一般の方々にもわかりやすくお伝えしたいと願っています。

日時:

平成22年12月18日(土)
13時00分開場 13時15分開会

会場:

九州国立博物館1階ミュージアムホール

プログラム:

13:15〜13:20 主催者挨拶
13:20〜14:00 発表1 遼王朝の美術と文化
塔拉氏(中国・内蒙古博物院)
14:00〜14:40 発表2 金銀器をめぐって
孫建華氏(中国・内蒙古自治区文物考古研究所)
14:40〜14:50 休憩
14:50〜15:30 発表3 遼金時期の缸瓦窯
劉冰氏(中国・赤峰博物館)
15:30〜16:00 発表4 トルキ山遼墓木製彩棺の保存修復
今津節生(九州国立博物館)
16:05〜16:45 パネルディスカッション

パネリスト

塔拉氏(中国・内蒙古博物院)
孫建華氏(中国・内蒙古自治区文物考古研究所)
劉冰氏(中国・赤峰博物館)
今津節生(九州国立博物館)
市元塁(九州国立博物館)

司会

臺信祐爾(九州国立博物館)

16:45 閉会挨拶

主催:

九州国立博物館

後援:

中華人民共和国駐福岡総領事館、(財)九州国立博物館振興財団、福岡県教育委員会、太宰府市、太宰府市教育委員会、九州文化財国際交流基金

対象:

一般 定員300名
(参加無料 要事前申込み)

申込み方法:

申込者本人の〔1〕郵便番号〔2〕住所〔3〕氏名(ふりがな)〔4〕年齢〔5〕電話番号を明記のうえ、ハガキ・FAX・E-mailのいずれかで12月9日(木)迄にお申込みください。先着順で300名様に入場整理券を郵送します。定員になり次第締め切ります。なお、申込情報はこの目的にのみ使用し、シンポジウム開催後は破棄します。

申込み・問合せ先:

国際シンポジウム事務局
〒810−0001
福岡市中央区天神2−8−34 住友生命福岡ビル(株)西広内
電話:092−738−2305
平日10:00〜18:00(12:00〜13:00を除く)
FAX:092−738−2306
E-mail:kyuhaku2010@nishiko.co.jp