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対談&連続講座【要申し込み】
『南の貝のものがたり』開催



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 九州国立博物館では、日本文化がどのようにアジアと関わって形成されてきたのかを実感でき、アジアの文化を知ることのできる文化交流展示や特別展示を行なっていますが、さらに展示や博物館の魅力を感じてもらうため対談や講座を通したミュージアム講座を実施しております。
 真夏の特別展『南の貝のものがたり』をより深く理解していただくために展示品の中からいくつかのテーマを設定し対談と講座を企画しました。ヤコウガイなどの歴史を研究され、第一線で活躍されている研究者を招いて特別展示の内容紹介や貝をめぐる歴史や文化をより深く理解できる講座を開催いたします。

【日程、内容】 ◎ 対談 第1回8月5日(土)14:00−15:30
対談者:高梨修(奄美市立奄美博物館)×池村茂(工房「海彩」主宰
聞き手:橋本雄(当館企画課研究員)
演題:「ヤコウガイと南島〜古代と現代をむすぶ〜」

内容:南島からの贈り物であるヤコウガイ。古来からその美しい輝きは人々の憧れの的となり、様々な実用品と装飾品を作り出し、それは現代までも人々を魅了しています。本対談ではヤコウガイ研究の第一人者である高梨修氏と夜光貝アーティスト池村茂氏をおよびし、古代と現代という時空を超えた南島生まれのヤコウガイの魅力を語ります。

◎ 講演 第2回8月12日(土)14:00−15:30
講師:小松大秀(当館学芸部長)
演題:「螺鈿って何!?虹色に輝く貝と漆の宝物」

内容:漆細工の中でも虹色に輝く貝を装飾として埋め込んだ螺鈿は、その美しさにより多くの人々を魅了し続けてきました。螺鈿の魅力と秘密について当館学芸部長が語りつくします。

◎ 講演 第3回9月2日(土)14:00−15:30
講師:河野一隆(当館企画課文化交流展示室長)
演題:「海のかなたのあの世へ−豪族たちが南の貝を求めたわけ−

内容:古墳時代。多くの豪族たちが南の貝を模倣した腕輪形石製品をもとめました。それは南海のかなたに来世があるといとう当時の世界観が色濃く反映しています。南の貝から見えてくる個人時代の日本人の他界観についてお話します。

【会 場】 1階 ミュージアムホール

【料金】 無料

【申込方法】
申込者本人の〔1〕住所〔2〕氏名(ふりがな)〔3〕電話番号を明記の上、ハガキ・FAXのいずれかで申し込んで下さい。先着順で200名を受付、定員を超えた方のみ御参加できない旨のお断りの電話連絡をいたします。
※ いただいた個人情報は講座以外の目的には使用いたしません。

【申し込み・お問い合わせ】
九州国立博物館 交流課
〒818−0118 福岡県太宰府市石坂4−7−2
TEL:092−929−3294
FAX:092−929−3980