平成27年度九州国立博物館10周年記念シンポジウム
「X線CT用いたを文化財の研究と活用」

【シンポジウム開催にあたって】
九州国立博物館では2005年の開館直後から三次元技術を使った文化財の調査を進めてまいりました。その結果、国宝・重要文化財を含む多くの文化財の三次元データを蓄積して研究や展示などの活用を進めています。今回ご紹介するように、X線CTを核にした新しい研究方法は発見から解析へそして活用へ発展しています。その結果、従来の観察や記録方法からでは導き出すことができない文化財の製作技術や修理の履歴、信仰や願いにも通ずる内部情報などが手に取るようにわかってまいりました。市民の皆様を含めて、これらの新しい情報を多くの人が共有することによって、文化財の研究と活用がよりいっそう進展することを願っております。

日時:

平成27年12月19日(土)
13時00分〜16時45分

会場:

九州国立博物館 1階ミュージアムホール

参加料:

無料(要申し込み)

講演内容:

12時30分 開場
13時00分 ~13時05 開会挨拶
13時05分 ~13時35分「CTを核にした研究の新基盤」 今津節生(九州国立博物館)
13時35分 ~14時05分「CTとは何か~原理と撮影手法~ 」鳥越俊行(奈良国立博物館)
14時05分 ~14時35分「CTを使った発掘調査の新技術」 加藤和歳・小林啓(九州歴史資料館)
14時35分 ~14時45分 休憩
14時45分 ~15時15分「仏像の健康診断」 楠井隆志・赤田昌倫(九州国立博物館)
15時15分 ~15時45分「木彫像の樹種推定」 小林加代子・杉山淳司(京都大学)
15時45分 ~16時45分 ポスターセッション(仏像、漆工芸品、中国古代青銅器、埴輪、博物館の展示活用等)

お申し込み方法:

公開シンポジウムに参加ご希望の方は、氏名(ふりがな)、電話番号、メールアドレス、所属機関名を記載の上、Eメールにて送信してください。受付票が添付されたメールが届いた時点で申し込み完了となります。 予めご了承くださいませ。
kagakuka@kyuhaku.jp
九州国立博物館学芸部博物館科学課宛

お問い合わせ:

九州国立博物館学芸部博物館科学課公開シンポジウム事務局
092-918-2838〔担当:赤田〕

イベントチラシ