筑紫神社

筑紫野市原田・筑紫にある筑紫神社は、延喜式にも記載されている非常に古い歴史を持つ神社です。筑紫神社の起源は古く、奈良時代に書かれた『筑後国風土記』をもとにした筑紫神社に伝わる『御笠郡筑紫神社縁起』には、「筑前国と筑後国の境に荒ぶる神がいて、往来のものの命を奪うので困り果て、筑紫神として祀ってこれを鎮めた。」という筑紫の国号の起源ともされる説話が伝わる由緒ある古社です。
現在の建物は、正徳2年(1712年)に、福岡藩によって再建されたものです。その再建の時の棟札が現在も筑紫神社に残されています。
江戸時代には、原田には、筑前六宿の一つ原田宿が置かれ、長崎街道と博多方面への分岐点となっていたことから、多くの往来客によって賑わいました。

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筑紫神社社殿

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筑紫神社縁起

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筑紫神社・鳥居

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筑紫神社の額

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正徳二年社殿改築棟札